精力と言う言葉はよく使われますが、実は具体的な定義はありません。そもそも精力とは「精力的に仕事に取り組む」と言うような使われ方をして、性的な意味は元々なかったのです。
ところが精力が強いというのは例えば「硬く勃起していたり」「射精の量が多かったり」「性欲が強かったり」「何回でもできたり」というのをイメージするかと思います。
これをまとめると精力とは「妊娠力」と言い換えることができます。勃起力、射精量、性欲、体力どれをとっても妊娠させるのには必要な能力で、子孫を残すために生物的本能として最重要な能力といえます。
射精と精子量の関係
遅漏の主な症状は射精が困難ということですが、その原因として精子量の低下があげられます。このサイトでは何度も言及していますが、精子が少ないと射精はできません。
セックスでもオナニーでも射精直後は賢者タイムと言われる性欲が沸かない期間があるのは、精子が溜まっておらず妊娠させる力がないので、そもそもセックスをする必要がないと体が判断しているからです。
賢者タイムの後多少休んで勃起できても、射精に至らなかったり、中折れしてしまったりするのは、精子が足りないため射精する必要がないからです。つまり自分の精力、すなわち妊娠力が高ければ射精しやすいし、妊娠力が低ければ射精が困難になるということ。
男性なら経験からわかると思いますが、長らくオナニーもセックスもせず精子が溜まっていると、快感が増し早漏気味になります。このように精子の量が性欲、ひいては射精のしやすさに大きくかかわっているのです。
そのためセックスの前にオナ禁して精子を溜めたり、亜鉛などを摂取して精子の生産量をアップすることが有効と言われているのです。
勃起力と快感の関係
精子が溜まっているほど射精しやすくなると書きましたが、もう一つの要素として勃起が硬ければ硬いほど快感が増すため、射精しやすくなります。
これも男性なら体験からわかる方も多いと思いますが、勃起時の硬さはその日の体調や、興奮具合や、快感の具合でも結構違います。あくまで個人的な感覚ですが心拍に合わせてピクンピクンと脈打つような勃起が100だとしたら、普段は80くらいでたまに100になる程度。
100の勃起をしているときはオナニーでもセックスでも感度が高まっているのがわかりますし、射精時の快感や精子の飛距離も明らかに違うのがわかります。
では100の勃起のために何が大切かというと、まず先ほど書いた精子の量です。溜まっている精子の量が多いほど、勃起も硬く強くなります。もう一つは血管の状態です。
勃起の仕組みをおさらい
まず勃起の仕組みをおさらいしておくと、陰茎の海綿体と言われる毛細血管の塊のような組織に、大量の血液が流れ込むことで起こります。勃起の時の大きさや硬さは海綿体にある毛細血管の膨張の具合によって変わると言えるでしょう。
当然大量に血液が流れ込み、毛細血管がパンパンに膨らめば勃起もそれだけ硬く強くなるわけです。
ところが年齢を重ねると血管が硬くなったり、また高コレステロールの食事やタバコ、他にも寝不足やストレス等の生活習慣によっても動脈硬化の進行が速くなります。年を重ねると勃起力が落ちるのは、血管の柔軟性が大きくかかわっているのです。
ではどうすれば100の勃起を目指せるかというと、アルギニンやシトルリンなどのアミノ酸を摂取し、血管の柔軟性をつかさどる一酸化窒素を体内で作り出すことが重要と言われています。
精力アップで遅漏改善にアプローチ
遅漏の改善法でも書きましたが、遅漏はこのように精子量や勃起力すなわち精力と密接に関係しているため、精力サプリを強くオススメしています。個人的にはマカエンペラーというサプリを使っていますが、亜鉛・アルギニン・シトルリンが入っていれば問題ないと思います。
ただ注意点としてただサプリを飲んだだけで遅漏が改善されるわけではないので、本気で遅漏を直したいなら遅漏の改善法を参照してください。